wpid-20140831121302.jpg

ナミビアの悲劇的な現状 4-自分に出来ること-


さて、これまで三回に渡ってお届けしてきましたナミビアの現状について。
今回はまとめとして、自分として何が出来るかについて考えてみました。

7.まず、自分がここにいる理由

今回このナミビアでのボランティアを決めた理由は、単純に「自分の持っているスキルを活かして人の為に活動できる」という事でした。
自転車整備を現地の人に教え、就労支援・自立支援をする事。更にその利益が子供達への食糧支援に使われるという事。今まで自分が培ってきたスキルが途上国支援の役に立つと思うと、とてもワクワクしました。

東日本大震災後、被災地では自転車整備士のボランティアを必要としていたにも関わらず、関東地区の自転車需要が急増したこともあり、本業の多忙を理由に実行に移せませんでした。
その後悔もあり、イギリス人の友人からこの話を聞いた時には、「今自分が出来る事がそこにあるのであれば、行くべきだ」と強い決意が生まれたのを覚えています。 続きを読む


wpid-20140831011325.jpg

カフェでの素敵な出会い


友人に会うため愛車で小田原駅近くのカフェ“Noncafe”へ♪

クロスバイクに乗り始めてから、以前は電車で行っていた場所も自転車で行けるようになりました!!気持ちが良いので長距離も苦痛に感じません(^ ^)

今日は私自身が将来目指している女性パン屋さんとの新しい出会いもあり、とても素敵な一日となりました☆

また明日から頑張りますp(^_^)q

 

いわさき りえ


wpid-20140825065424.jpg

ナミビアのメイン移動手段 タクシー


◆ナミビアのメイン移動手段 タクシー

ナミビア、特に首都のウィントフック市内ではかなりの数のタクシーが走っています。一部の裕福な地域を除けば走っている車は半分以上がタクシーと言っても過言ではないと思います。(裕福な地域は高級ドイツ車が多数走っていて、逆にタクシーを殆ど見かけません。)

電車やバスなどの交通機関が発達していないナミビアでは、このタクシーが公共交通機関代わりです。料金はよほど離れたエリアに行かない限り、一人当たり100円で済みます。今までのタクシーでの最長移動距離は約12kmですが、それでも100円でした。
ナミビアのタクシーは乗合いシステムなので、他のお客さんの目的地に向かうその道すがら、どんどん他のお客さんも拾っていきます。歩道にいる、「タクシーに乗るんじゃないかな」という人を見かけると 続きを読む


wpid-20140818081358.jpg

ロンドンの自転車事情


最近インターネットメディア等で「サイクリング都市ロンドン」や、「ロンドンで自転車ブームがピーク!」という記事・情報を良く目にするようになりました。

海外修行旅の一カ国目はイギリス。ロンドン北西部の街、Harrowの友人宅へ滞在する事になっていたので、どんな自転車文化が見られるのかと楽しみにしていました。

ヒースロー空港への到着が夜だったので、翌日Harrowの街を歩いて見ることにしました。
イギリスと言うと曇りや雨のイメージだったのですが、その日は晴天。(というよりは、僕のイギリス滞在中は殆ど天気が崩れることはありませんでした。)

しばらく歩き回って気付いたこと。
なんと、Harrowの街中では殆ど自転車を見かけません!駅前に停めてあった数台のみでした。

続きを読む


wpid-20140823090152.jpg

サイクリングチームでの仕事


今日は僕が滞在期間中にサポートする事になったP.A.Yサイクリングチームでの仕事についてお話しします。
P.A.Yというのは、Physically Active Youthの略で、 低所得地域に住む少年・青年達に教育とスポーツを通した心身の育成を図るプログラムです。政府の援助と寄付金で運営され、スタッフの多くもボランティアやインターンとして働いています。

P.A.Yにはサッカー、バスケットボール、陸上競技等のスポーツチームがあり、その中のひとつがサイクリングチームです。
寄付金・支援で運営されているとお伝えしましたが、この団体はスポーツに力を入れていて、一部競技ではオリンピック選手も輩出しています。しっかりと結果を出している団体なのでスポンサーやボランティアも集めやすい状況なのかもしれません。

さて、サイクリングチームには様々な年齢の少年・青年男女合わせて15人が所属しています。
平日は毎朝必ずチームメートが一緒に朝練に出かけます。基本的には朝5時から10時までが練習ですが、学校に通っている子達は早目に切り上げ、学校に向かいます。

彼らの殆どは施設内の寮で共同生活をしているのですが、その住居費、食費は寄付金で賄われています。

さらに機材として日本円で50万〜60万円するような高額な自転車をスポンサーから何台も提供を受けています。
これについて、チーム関係者の話では、ナミビア国内にはプロ・アマチュア合わせて1000以上のサイクリングチームがあるそうです。その中でもトップを争うチームなので、車体・ユニフォーム・レースの転戦費用などの資金提供を十分に受けられているのだそうです。
人口220万人しかいないナミビアでそんなにチーム数があるとはにわかに信じ難いのですが、ナミビア国内で上位にいるチームであることは間違いなさそうです。
先日チームミーティング参加させてもりったのですが、かなりピリピリしたムードでした。

さて、僕がここで任されている仕事は

・全ての車体の状態チェックと修理
・必要な工具・パーツのリストアップと調達
・チーム全員へのベーシックメンテナンス講習と、選抜した数名へのメカニック講習
・レースメカニックとしての帯同



です。
これだけスポンサーからの支援があるチームなのですが、ちゃんとしたメカニックがおらず、機材の状態が完全ではありません。
まずは可能な限り完全な状態をつくり、その後それを維持する術を伝えていきます。

難しいバックグラウンドを持つ若者達が、自転車を通じて成長していく。
その手伝いが出来るなんて!
責任も感じますが、とてもエキサイティングな仕事です。

また追って状況報告を致します。
それではまた!


wpid-20140820081012.jpg

ナミビアの悲劇的な現状 3 -目を覆いたくなる現実-


5.子供達のシェルター

ルシアさん一家に別れを告げた後、訪問する予定だったお宅が留守だった為、急遽ストリートチルドレンをケアしている施設に向かいました。

そこでは一組の夫婦が約15人の子供達を受け入れ、生活を共にしています。元々は数人のストリートチルドレンを受け入れていたようなのですが、その後この施設の存在を知ってか、赤ん坊がここに捨てられるケースが相次ぎ、人数が増えてしまったそうです。
続きを読む


wpid-20140817071126.jpg

ナミビアの悲劇的な現状 2 -ルシアさん一家-


3.インタビュー開始 -ルシアさん-

「まず私達を家に招き入れてくださり感謝します。なぜ私達が来たかと言うと、あなたの現状を広く知らせることによって、より多くの寄付金が集まるかもしれない。子供達に必要なものが集められるかもしれません。だからあなたの了解が得られれば子供達からもストーリーを聞かせてもらい、写真も何枚か撮らせて欲しいと思います。それがwebページやポスターなどに使われる予定ですが、大丈夫でしょうか?」

Danetteは時々現地の言葉を交えながらとても丁寧に、ゆっくりとルシアさんに話しかけ、通訳の現地スタッフが訳します。
快く了解してもらえ、インタビューがスタートしました。

続きを読む


Katutura

ナミビアの悲劇的な現状 -貧困家庭の視察-


先日ナミビアの首都、ウィントフックの中でも最も貧しい地域、カトゥトゥーラの現状を視察する事が出来ました。衝撃的な内容もありました。まずは見たことをまとめ、数回に分けて皆さんにお伝えしたいと思います。(当日中にまとめたものを、修正し分けて投稿しています)

1.カトゥトゥーラ訪問の経緯

僕がボランティアとして働いている店の一つはFHSと呼ばれています。Family of Hope Servicesというプロジェクトの行われているこの場所は、学校に行けない子供達などに居場所を与え、給食を提供し、ボランティアが勉強を教えるという施設で、EUを始め様々な機関がサポートしています。そしてその敷地内にあるコンテナひとつ分の大きさのショップでボランティアをしています。

続きを読む


wpid-20140817032001.jpg

ナミビアの物価について



今回はナミビアの物価や通貨についてまとめてみます!

1.通貨

ナミビアの通貨は『ナミビアドル』で、通貨コードはNAD(日本円はJPY)、通貨記号はN$となります。
レートは2014年8月現在で大体
1NAD≒10JPY
というところでしょうか。

ナミビアで買い物する時は、ナミビアドル表記に0(ゼロ)を一つ足すと日本円での感覚で買い物が出来ます。
例)39N$のハンバーガーセット➡︎大体390円かなぁ…という感じです。

2.物価について

これまでナミビアで生活してきた経験をもとに、わかる範囲で記載します。今後情報を追加していく予定です。
なお僕は首都のウィントフックに滞在しているので、その実体験をもとに記します。他の地域だとまた状況も異なってくると思いますので、その点ご了承下さい。
またわかりやすいように、おおよその日本円換算で表記をしています。

続きを読む