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羽田空港のゲートの前で何を思うだろう (Jojoe滞在記序章)


現在5月20日金曜日の22時。

羽田空港のCAFE CARDINALにいる。

今日はいよいよ、ナミビアからJojoeが来る。

到着時間は22:45。もうすぐだ。

これまでビザの手配のウェイトが思ったより大きく、また自分の店の開業時期と重なった為、忙しさの中であまり実感が湧かなかった。

本当にナミビアから、かつてのチームメイトを招待するなんて。

ようやく今日の夕方になって実感が湧いてきて、どうも頭がノイズだらけになってぼぉーっとしてしまっていた。

(終わらせるべき修理、メンテナンスは昼過ぎまでに終わらせていたのが幸いだった。)
今回の招待の目的は

・Jojoe本人、そして今後下の世代に伝えてくれるだろう経験の為

・今後日本とナミビア。日本とアフリカのサイクリング青少年交流に向けた第一ステップ

・いつかナミビア、あるいはその他途上国に教育と自転車競技の機会を提供する青少年団体を作る、その可能性を探る為

よく言うのがこんなところ。

でも本当は帰国後胸の中につっかえて取れないでいる罪悪感を薄める為かもしれない。

そう、僕がナミビアから帰国した時、後悔と罪悪感に溢れていました。

確かに現地で活動していた時はやり甲斐と使命感に燃えていた。

それはもう、刺さりそうなオーラで働きまくっていた。選手たちを守る為に戦いまくった。

そう思っていた。

帰国後色々なところでお話をしたり、テレビ放映があったりと非現実的な時間が流れ、しばらく経った時。

ある選手の彼女からWhatsAppで連絡が来た。2015年の2月20日のこと。

内容としては

「何人かの選手がチームの運営方法に異議を唱えて追放された」

「自転車に乗れなくなってただ無駄に時間を過ごしている」

「私も言うけど聞かなくて。リョウからなんとか言い聞かせて、もう一度自転車に戻してほしい」

そのある選手というのがJojoeだった。
それまで少し会話をするだけだった彼女から、長文で何度もメッセージが。

それを聞いた時僕は何をしていただろう。

ナミビアに帰れないかという考えを一度おさめ、ナミビアプロジェクトを模索していた。

でも自分自身も住所不定無職状態だった事もあって(笑)余裕がなかった。

「わかった、もう一度目標はなんなのか思い出すように話してみるよ」

彼女にはなんとなくそれらしい返事しかしていなかった気がする。
チームの運営費としてお金を使い果たして帰国した僕は

「サポートをするためには経済的な力が必要。だからまずは起業が第一優先」

「彼らには申し訳ないけど、今出来ることはない」

なんか正論なような言い訳をしながら、彼らの状況を直視していなかった気がする。

起業のモチベーションが彼らにあるのは間違いない。

人をサポートするには、そのサポートを継続する責任がある。その力がない自分の非力さを痛感していたからこそ、

「なんも出来ない」
自分にイライラして、でもいつしかその状況に慣れていた。
そんな時、Jojoeから連絡が来た。

2015年8月のこと。彼女から連絡が来てから6カ月。
いつの間にか彼は、ナミビアのナショナルチームに選ばれていた。

そう、チームにいた時から彼は黙々と努力するタイプだった。

一回離れた後、また黙々と自転車に乗り、国の代表の座を勝ち取っていた。
それを聞いて僕はようやくまた、Jojoeと定期的に連絡を取り合うようになった。

それまで僕はやっぱり逃げてたみたいだ。

その時から、僕は僕がやるべきことをやる機会を探していた。
僕はまずは自分で経済を作る。

その間はそうそうナミビアに戻れない。それであれば、彼らを招待できないか。そんな事を考え始めた。

その考えをアクションに変えてくれたのは周りの人の言葉。

一緒に二人三脚のように活動をさせて頂いている小田原サイクリングプロジェクト代表の太田さんの

「それ、出来そうですね」

の一言。
その一言で僕自身も

「あ、出来るかもしれない。いや、絶対やってやる」
と思えた。
まずは実行委員を務める箱根ヒルクライムに招待しよう。

行政や大使館、企業を巻き込む為にも、まずは第一段階、小さくても1つのステップを刻むことが重要。

「じゃあまずは自分でできる限りやってみよう。」
一回自分の口から出た事はやる
その想いや行動を周りで必死に支えてくれる人が周りにいるから。

さて、1人ブレスト的にもう40分も書いてる。

吐き出すかのように書いてしまった。
もうゲートに迎えに行く時間だから、修正も出来ない。
乱文ご容赦ください。
またご報告します。


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