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小田原のコミュニティサイクル Let’s Bike[レッツ・バイク]!!


皆さんはコミュニティバイク、コミュニティサイクル等という言葉を聞かれたことはありますか?
 実は小田原にてこのコミュニティサイクルが導入されました!!(正確に言うと5年間の実証実験なのですが。) そしてご縁がありヨコハマウォーカーさんの取材にお邪魔させて頂きました。 ヨコハマウォーカーさんより情報を先に出すのを控えていましたが、本日3月19日が発売日。この機会に僕も、コミュニティサイクルについてと取材の模様についてまとめてみたいと思います♪ 横浜W

1.コミュニティサイクルって何??

2.ドコモバイクシェアについて

3.県西版コミュニティサイクルの導入について

4.取材の模様

5.最後に

 

撮影風景4

 

1.『コミュニティサイクル』って何??

Green Trailの読者の皆様はある程度自転車に興味をお持ちの方も多いと思いますので、良くご存知の方もいらっしゃるかもしれません。サイクルシェアリング、バイクシェア、サイクルハイヤーなどなど様々な呼び方が存在しますが、簡単に言うと、レンタサイクルの一種です。欧米では既に都市交通手段の一つとしての地位をしっかりと確立しています。 やはり有名なのはニューヨークとロンドンではないでしょうか。

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ロンドン。バークレー・サイクルハイヤー
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ニューヨーク シティバイク。映画『アニー』で主人公が乗っていたことでも有名♪
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デンマークはやはりデザインがオシャレです
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台湾のシェアバイク 明るい色が目を引きますね
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韓国のシェアバイク。サイクリングロードで有名な漢江近くのステーション

国内でも既に導入している自治体、地域は多くあります。千代田区の『ちよくる』や横浜の『ベイバイク』が有名です。株式会社ドコモ・バイクシェアのシステムを利用しており、今回お伝えする小田原のコミュニティサイクルもこちらのシステムを採用しています!!

ちよくる
千代田区のちよくる。ベイバイクも基本的に外観は同じだったような
富山
富山のコミュニティサイクルはフランスと同じシステム!!

コミュニティサイクルについて全く知らなかった方は、まずはこれらの画像を見て少しイメージが湧きやすくなったのではないでしょうか(^^)

コミュニティサイクルというのは、自転車本体だけでなく、そのレンタルステーションに大きな意味があります。利用者はレンタルステーションで自転車をレンタルするのですが、返却時は同じステーションに返却する必要はありません。任意のステーションに返却する事、いわゆる『乗り捨て』が可能なので、純粋にワンウェイの移動手段として使用が出来ます。

観光客も、「自転車で行けるところまで行って、帰りは別の移動手段」なんてことも出来るのが魅了ですね♪

ということで、このスキームにはとにかくステーションの数が重要!!ロンドンでは視認できる範囲にレンタルステーションが複数ある事も!!

そういえば昨年のBike Tokyo 2015 Summitにてニューヨークシティバイクの担当者デニー・シモンズさんも仰っていました。

「レンタルステーションの充実が利便性と満足度に密接にかかわっている」

当然ですね!レンタル、返却の選択肢が多ければ多いほうがユーザーは使いやすい。 全くの余談ですが。。某自転車メーカーの営業担当者は、会社から化石燃料を使う交通手段を極力使わないように指導されているとの事で、こういったシェアサイクルがある地域だと大変便利だそうです♪ サイクリストと青い貸し自転車

2.ドコモ・バイクシェアについて

小田原のコミュニティサイクルのシステムは株式会社ドコモ・バイクシェアの物を採用しています。ちなみに運営は公設民営という形。

神奈川県県西地域サイクリングエリア等整備推進委員会を主体に、運営は駐車場や駐輪場管理を担う東海技研が担い、システムに関してドコモ・バイクシェアのフォーマットを採用したという事です。

ドコモと言えばイメージするのは携帯電話ですよね?それがバイクシェアとはどういう事なのでしょうか??実はドコモ・バイクシェアが提供する車体には携帯端末が入っており、GPSやネットワーク通信などはドコモの回線を使って運用されています。GPSでの位置情報、貸し出しや返却のデータ管理、バッテリー残量などを遠隔で管理できます。 システム

 

 

 

 

 

まず株式会社ドコモ・バイクシェアという会社は、株式会社NTTドコモ、NTTデータなど4社が、サイクルシェアリングフォーマットを提供する合弁会社ということで2015年2月に設立されました。 スキーム

 

現在は9つの自治体にフォーマットを提供しています。 東京では江東区・千代田区・港区・中央区。 それ以外に横浜、仙台、広島、県西、神戸です。

ちなみにこれまでずっと「小田原でコミュニティサイクル」と行ってきましたが、正しくは『県西』と表現していますので、これからは『県西』という言葉を用いて表現していきます。 個人的には、『小田原』や『足柄』としてしまった方がわかりやすいと思うのですが。。

 

3.県西版コミュニティサイクルの導入について

まずは運営者の神奈川県県西地域サイクリングエリア等整備推進委員会について。まずビジョンとして、自転車というツールを用いた地域における回遊性の向上があります。点在している観光拠点を結ぶツールとして、また『未病』にもからめ、健康という視点でもサイクリング環境の促進に動かれています!!私もこちらの担当者の方に日頃からお世話になっているのですが、本当に強い思いを持った方が動かしています。 導入に関してはこちらの記事にわかりやすく書いてありましたので参考までに♪(小田原市など神奈川県西部でコミュニティサイクル、公設民営で実証実験 日経BP)

 

4.ヨコハマウォーカー様取材模様

ここからはゆるーく当日の取材模様についてお伝えしていきます♪(ちょっとローカルなネタが多くなります)

まずは今回取材に参加させて頂いた経緯から。経緯と言っても特に大したことはございません。突然市の広報の方から前日の17時に「明日空いてる?」的なノリでご連絡を頂きました。モデルとして参加してほしいとの事だったのですが、こういった取材のアポってこんな直前なの?と驚きました(笑)でも、「地域の自転車に関する事なら何でも声をかけてください」というスタンスなので、ありがたくお邪魔させて頂く事に(私は基本暇ですし直前のアポでも問題なしw)ちなみに相手役の女性は市役所の職員さんです。

撮影風景4

 

 

当日の流れです。11時頃、小田原駅近くのレンタルステーションでヨコハマウォーカー担当者、そしてカメラマンの方と合流。早速 自転車をレンタルすることに。

ただなんと、無事にレンタルするまでに30分ほどかかってしまいました!!車体

 

まず、レンタルの方法としては二通りあります。

・交通系ICカードを登録して借りる方法
・会員サイトから事前予約をしてパスコードを発行する方法

看板 車体の説明書

 

色んな所に説明書きがあり、ネットでもレンタル方法が出てくるのですが、まぁわかりにくい。。一回会員と一日パス??ICカード登録に携帯電話とクレジットカードが必要??

看板見て試行錯誤

 

最終的に何とかレンタルできたのですが、今のところわかりやすく皆さんにご説明できるほど理解できておりません(^^;)

今度しっかりとレンタル方法についてわかりやすくまとめたいと思います!!!

Felica

 

やっとの思いでレンタルをして、いざ撮影のために小田原城のお堀に向かいました。本来はお堀の横やお城が見えるところでの走行シーンを撮影したかったようなのですが、残念ながらこちらの歩道は自転車通行可ではなく、最終的に三の丸小学校横で走行シーンを撮影することに。

走行中

 

ここも思ったよりも交通量があり、何度か中断しながら撮影。

自転車で走っている様子を道路の反対側からカメラマンさんが走りながら撮影(笑)本当にお疲れ様でした!!

 

5.最後に

 

さて

今回はコミュニティサイクルについて、そして県西版コミュニティサイクルについてお伝えしてきました。健康志向や環境負荷低減、シェアリングエコノミーの拡大などにより、コミュニティサイクルは今後は一定に拡大していくと思います。

ただ、予算をかけて設置した後、どのように活用していくかが最も重要です。それには運営者だけでなく地域の方々・観光業従事者・自転車業界関係者などがそれぞれ工夫と努力をしながら協力しあっていく必要があります。またこのシステムの導入によってもたらす価値を数値化してKPIを設定する必要があります。

それに関しても運営者に依存するのではなく、各所連携しながら維持拡大に向けて動いていく事が重要ですね。

 

なんて。

ここでおいしそうな写真を一枚。取材後市役所のE田さんからおごって頂いちゃいましたRYOの『まかない丼』

まかない丼

 

とっても美味しかった!!(それ以外に表現できないw)

是非食べてみてください。

 

それではまた!

ぜひヨコハマウォーカー買ってくださいね♪

横浜W


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