みなさんこんにちは
本日は昨日に引き続きメカニックネタ。Vブレーキシュー(パッド)の交換についてお伝えします。
ブレーキはご存知の通り最も大切なパーツのひとつ。万が一の時にすぐに制動出来るかどうかで、自分の身も相手の身も守ることに繋がります。
ただブレーキシューの交換時期について、
意外と知らない方がいるようです。そしてずっと乗っているとそのタイミングに気付かず、すり減ったまま乗ってしまっている方も意外と多いのです。ブレーキシューがすり減ったまま乗り続けると、ホイールリム面(ブレーキの当たり面)がすり減り、割れてしまうことも。そして当然、制動できずに事故につながる事もあります!
今日はブレーキシューの交換時期、そして交換のポイントをお伝えします。
みなさんもこの機会にご自分の自転車のブレーキをチェックされては如何でしょうか?
1.ブレーキシューの交換時期について
まずは、最も多く質問を頂く『ブレーキシューの交換時期』についてお伝えします。
まずは下の二枚の画像を見比べてください。一枚目が新品のブレーキシュー。二枚目が交換時期を過ぎてしまったブレーキシューです。
一枚目の新品では、ブレーキのあたり面に凸凹が確認できますが、二枚目では完全にフラットになってしまっています。もう内側の金属フレームが見えそうですね。
交換時期は、ブレーキあたり面の凸凹がなくなってしまったら。
まだゴムが残っているように見えますが、ここはゴムを支えているフレーム部。制動力がありませんし、ホイールリム面(ブレーキシューが当たるところ)を削ってしまいます。
2.ブレーキシュー交換の注意点
ブレーキシューにはナット・ワッシャーが多くあり、交換の際に戸惑う方も多いようです。
そしてこのパーツはそれぞれに意味と役割があり、間違えるとそれだけで正しく取り付け出来なくなります。まずはどのような順番で並んでいるかを見てみましょう。
このように並んでいます。
じゃあ、どこにVブレーキのアームが来るのでしょう?
このマイナスドライバーの部分にVブレーキアームが来ます。
安心してください。
パッケージングされているブレーキシューは、ちゃんと正しい順番でワッシャーたちが並んでいますから、この順番をしっかりと確認してから交換を実施すれば大丈夫です!!
何度もくどいようですが。。
命を預かっているブレーキパーツですので、少しでも不安があればお近くのショップ、メカニックに依頼を頂く事をお勧めします!!
<その他ブレーキについての注意点>
ちなみに、こういったスポーツ自転車に慣れていない方が、ブレーキ操作に慣れずに、前ブレーキが効きすぎてしまって前方に投げ出されてしまうなんていう事が時々あるのです。
慣れるまではブレーキの感触を確かめながら。安全な場所でブレーキング、そして急制動の練習をしてから公道に出ましょう。(これ本当に重要)
急制動の時には、
・前7:後3程度の割合でブレーキをかける
・手を伸ばして、重心をサドルよりおしり一つ分後ろに持ってくるようなイメージで
これを意識して、慣れるようにしましょう。
ちなみに、低速の時に前ブレーキをメインでつかうと不安定になる事も。低速時は後輪ブレーキを多用するとバランスを保ちやすいです♪
『自転車のある日常に安全と安心を』
サイクルホームドクター
Cycle Days