先日、Namibia Sports Awards(ナミビアスポーツ大賞)の授賞式に参加してきました。
ナミビアスポーツアワードとは、スポーツ委員会主催の、ナミビアスポーツ界最大級のイベントです。
スポンサーには銀行・電力会社・航空会社などが名を連ねており、授賞式には首相やナミビアを代表するアーティストも出席参加。また、ナミビアの最大局NBCテレビで全国に生中継されます。
今回僕らPhysically Active Youth(PAY)のサイクリングチームがBest Development program(最も成長を遂げた取り組み)部門でノミネートされたので、僕ともう一人の2名が代表して参加しました。
会場となったのはWindhoek Country Club&Resortというリゾート施設。
同じ首都Windhoek内でも、僕らの施設のあるKatuturaとは大違い。
とてもホテル・ゴルフ場・カジノなどの豪華な複合施設で盛大に行われました。
首相も参加するということで空港のような荷物チェックとセキュリティゲートが設置されており、武装した警官も待機した物々しい雰囲気…
と思いきや、あまり緊張感は感じられず。
また僕らは会場に早目に(とはいあ開始の1時間前くらい)到着した為か、正面ではない入り口から簡単に入場出来ました(笑)
施設内に入ると通路にはレッドカーペットが。ナミビアに来てから初めてこんなに綺麗な場所に足を踏み入れた気がします。
先程のツーショット写真はここで撮影されました。プロのカメラマンにも撮影されたのですが、その写真は残念ながら手元にはありません…
授賞式会場はこんな感じです。
僕らは二人は会場に一番乗り。
暫くして少しずつゲストの方が来場し始めました。
同じテーブルでお隣になったのはなんと!Team EuropcarのDan Craven選手…
…のお母様。
とっても気さくな方で、授賞式中は「サイクリストはたくさん食べるでしょ?」と言って食事を分けて下さいました(笑)
Dan Craven選手は、ナミビアで最も偉大ロードサイクリストで、僕らのチームのアドバイザーでもあります。
ディナーの内容はこんな感じです。
さて、式典開始時間の20時になってもなかなかゲストが揃わず、30分遅れでようやく開始しました。俗に言うアフリカンタイムというやつのようです(笑)
式典は国家ならびにアフリカの代表歌(AU Anthem)斉唱に始まり、要人の挨拶、ナミビアを代表するアーティストGAZZAのステージという流れで進み、いよいよ受賞式が始まりました。
優秀選手だけでなく、コーチ・審判・チームなど様々な部門が表彰される中、僕らの部門『Best Development Program』の順番になりました。
ステージに上がるのは一人だけなので、僕らのプログラムに10年以上関わっているLabanに行ってもらいました。
結果、残念ながら今回は受賞できませんでした。
ノミネートされた全員にメダルが授与されるのですが、Labanは悔しさからかすぐにメダルを外し、席に戻ってきてすぐ僕に「next time」と言いました。
彼は子供の時にはPAYの教育プログラムに参加し、サイクリング・スイミング・バスケットボールなど様々なスポーツで結果を出しました。スイミングの練習中に頭を打ち意識不明になる事故を経験してからは、残念ながら以前のようなパフォーマンスは出せないようですが、それでも仕事の合間を縫ってトレーニングを続けています。
そんな彼のためにも、来年必ず受賞できるように!
しっかりとサポートをしていきたいと思いました。
授賞式の最中考えていたのですが
授賞出来なかったことは、チームには大変申し訳ないのですが、僕にとっては正直良かったと思っています
なぜなら、今回賞を貰ったとしたも僕はチームに関わってまだ三ヶ月程度。何も大きなことは出来ていないのであまり喜べないからです。
これからナミビア滞在の間、出来得る限りのサポートをして
来年のこの日、日本で受賞の一報を聞く。
これが僕の目標です。
最後式典が終わった23時過ぎ
会場をあとにする前に、それぞれメダルをかけあって写真を撮りました。
ノミネートされた事自体の祝福と、来年の受賞を誓って!