自転車走行帯

左からのすり抜けは本当に危険!!


本日事故を目撃しました。自転車ではなく原付の事故です。

片側一車線の道路で、交通量が多かったためにノロノロ運転が続いていました。私の二両前の車が、対向車線の右折車両に気づき、譲った瞬間です。

道路左側路側帯を30~40km/hで走行していた原付バイクの行方をふさぐ形になってしまい、原付バイクが急ブレーキをかけ転倒。結果的に接触もなく大事には至らなかったのですが、良くあるタイプの事故ですので、今回は注意喚起の意味も込めてお伝えしたいと思います。

自転車に乗る方、自動車を運転する方どちらも注意が必要です。

 

1.左からの追い抜きは法令違反であることが多い

追い抜き

 

 

 

 

 

 

 

渋滞車両の左側をオートバイ、自転車がすり抜けて追い抜いて行く様子を日常的に見かけると思います。その様子を見て危ないなぁと感じたことはありませんか?また逆に、それが適法かどうか考えたことのない方も多いのではないでしょうか?

まず最初に申し上げると、道路交通法上、左からの追い抜き自体は違法ではないようです。

しかし、『安全に追い抜き出来る十分なスペースがある場合』という制限があるので、結果的に違法行為をしている車両が多いという事になるでしょう。(本当に言いたい事はこれではないのでかなり端折ってます)

この件の詳細に関しては、上の画像をクリックしていただくと詳しく説明しているサイトに飛びます。

まぁ、公道を走行する車で表示法定速度を守っている車が少ないように、実際の交通社会においてどれだけ守れるか。後続のオートバイや自転車の流れを妨げないように左側にスペースがある場合はすり抜けていくというローカルルールになってしまっている現状。。

ただ、それでもし実際に事故にあった場合、違法に左からの追い抜きをしていた方が過失割合を大きく取られる可能性は十分にあるという事ですね。

自転車に関する法令は未だわかりにくい部分が多く、警察の方でさえ明確に返答できない事があります。

 

2.最も重要なのは、安全かどうか!!

まずは適法か否か以前に、

『自分にとっても周りにとっても安全か』

その視点が重要です。

「青信号だから安全」
「法律上こちらが正しい」

 

語弊があるかもしれませんが、この考え方だけではご想像の通り結果的に事故を起こしたり巻き込まれてしまう事があるでしょう。そして、それで自分が怪我を負ったり、最悪の結果になってしまってはどうしようもありません。

 

どうか、自分や周りの人を守るためにも、当たり前のようで忘れがちな『安全第一』という意識を持って道路に出たいですね!

 

 

『自転車のある日常に安全と安心を』

サイクルホームドクター

Cycle Days

 


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