タグ別アーカイブ: 世界の現状

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ナミビアの悲劇的な現状 4-自分に出来ること-


さて、これまで三回に渡ってお届けしてきましたナミビアの現状について。
今回はまとめとして、自分として何が出来るかについて考えてみました。

7.まず、自分がここにいる理由

今回このナミビアでのボランティアを決めた理由は、単純に「自分の持っているスキルを活かして人の為に活動できる」という事でした。
自転車整備を現地の人に教え、就労支援・自立支援をする事。更にその利益が子供達への食糧支援に使われるという事。今まで自分が培ってきたスキルが途上国支援の役に立つと思うと、とてもワクワクしました。

東日本大震災後、被災地では自転車整備士のボランティアを必要としていたにも関わらず、関東地区の自転車需要が急増したこともあり、本業の多忙を理由に実行に移せませんでした。
その後悔もあり、イギリス人の友人からこの話を聞いた時には、「今自分が出来る事がそこにあるのであれば、行くべきだ」と強い決意が生まれたのを覚えています。 続きを読む


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ナミビアの悲劇的な現状 3 -目を覆いたくなる現実-


5.子供達のシェルター

ルシアさん一家に別れを告げた後、訪問する予定だったお宅が留守だった為、急遽ストリートチルドレンをケアしている施設に向かいました。

そこでは一組の夫婦が約15人の子供達を受け入れ、生活を共にしています。元々は数人のストリートチルドレンを受け入れていたようなのですが、その後この施設の存在を知ってか、赤ん坊がここに捨てられるケースが相次ぎ、人数が増えてしまったそうです。
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ナミビアの悲劇的な現状 2 -ルシアさん一家-


3.インタビュー開始 -ルシアさん-

「まず私達を家に招き入れてくださり感謝します。なぜ私達が来たかと言うと、あなたの現状を広く知らせることによって、より多くの寄付金が集まるかもしれない。子供達に必要なものが集められるかもしれません。だからあなたの了解が得られれば子供達からもストーリーを聞かせてもらい、写真も何枚か撮らせて欲しいと思います。それがwebページやポスターなどに使われる予定ですが、大丈夫でしょうか?」

Danetteは時々現地の言葉を交えながらとても丁寧に、ゆっくりとルシアさんに話しかけ、通訳の現地スタッフが訳します。
快く了解してもらえ、インタビューがスタートしました。

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Katutura

ナミビアの悲劇的な現状 -貧困家庭の視察-


先日ナミビアの首都、ウィントフックの中でも最も貧しい地域、カトゥトゥーラの現状を視察する事が出来ました。衝撃的な内容もありました。まずは見たことをまとめ、数回に分けて皆さんにお伝えしたいと思います。(当日中にまとめたものを、修正し分けて投稿しています)

1.カトゥトゥーラ訪問の経緯

僕がボランティアとして働いている店の一つはFHSと呼ばれています。Family of Hope Servicesというプロジェクトの行われているこの場所は、学校に行けない子供達などに居場所を与え、給食を提供し、ボランティアが勉強を教えるという施設で、EUを始め様々な機関がサポートしています。そしてその敷地内にあるコンテナひとつ分の大きさのショップでボランティアをしています。

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